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2021.02.09

自宅シャンプーの落とし穴

はじめまして!
Dog Salon & Hotel LUCIANNA(ルチアーナ)の今村です。

ルチアーナでは、皆さまがご自宅でもわんちゃんを正しくケアできるよう情報発信を行っております。
少しでもお役に立てれば幸いです♪

今回は「自宅でのシャンプー」についてお話させていただきます。

お家でワンちゃんを洗いたい方も多くいらっしゃると思いますが、家で洗って大丈夫なのか、ワンちゃんにとって頻繁に洗うことがいいのかについて話していきたいと思います。

洗い過ぎは危険!?

小まめなシャンプー

まず、結論を言うとタイトルの通り犬のシャンプーのしすぎは良くありません!逆に色んな悪影響を及ぼす原因になりかねません!

もっとこまめに洗いたい!って方もいると思いますが、それはワンちゃんにとって悪影響になりかねないのでやめて下さい。

月に2~3度洗うのが大丈夫なのかは、そのワンちゃんの状態にもよって変わってくるので、トリマーさんに相談して大丈夫なのであれば構わないのですが、自己判断でしてしまうと、良かれと思ってワンちゃんを綺麗にしていても、逆に悪くなってしまうこともあります。

家で洗っても良いの?

そしてこまめに洗いたい方は、毎回トリマーにやってもらうというのも、かなりお金がかかるので、家で洗おう!となると思いますが、これも基本的にやめて下さい。

トリミングというのは簡単そうにも見えるのですが、犬種によっても多少違いはあれど技術のいることなので、一般の飼い主様が簡単に出来るようなことではありません。

プロのトリマーに任せるのが一番ワンちゃんにとって良く、健康に保つことができます!

ただ、金銭的にもかなりかかってしまうとは思うので、どうしても自分である程度したいという方もいらっしゃると思います。そんな方は出来るだけ犬を美容するための知識をつけて下さい。

何も知らないのに感覚で適当にやってしまうと、確実に悲惨な結果になってしまうので、今ならネットなり色々な方法で調べられる時代なので、しっかりと何に注意しないといけないのか、道具の使い方などを知ったうえで正しくお手入れしてあげて下さい。

<POINT!!>
・洗い過ぎは逆効果!余計に手間が増える結果に!
・無知で適当にやるくらいなら、プロに任せるのが無難です!

どんな悪影響がある?

お肌に良くない

まず、洗い過ぎはお肌に一番悪影響を及ぼします。犬の皮膚は人間と違い薄く皮脂も少ないため、洗い過ぎることで必要な脂分まで落としてしまい、肌を守るためのバリアー機能が損なわれてしまいます。その結果皮膚病になってしまう可能性があります。

内臓機能に良くない

さらにシャンプーを行なうのは少なからずワンちゃんにとって体力のいることになります。特にお歳を取ったワンちゃんには負担がかかることになるのです。

なので、洗う時に注意しなければいけないのが、シャンプーをした後、気化熱により体温を奪われることで内臓機能の働きが悪くなり、それによって免疫力の低下や消化不良を起こし、下痢になったりなどの悪影響を及ぼすことです。

その子その子に合わせた適切な頻度で洗ってあげていれば、そこまで心配する必要はありませんが、頻繁に洗い過ぎていると、そういった影響も頻繁に起こるので、体調を崩す原因になってきます。

その他の病気の可能性

今上げたお肌や内臓機能に関してが大きい所になりますが、その他にもシャンプーをしていて、目にシャンプー剤が入ってしまい角膜を傷つけてしまうことや、耳の掃除をせず放置することで、耳の中で菌が繁殖外耳炎などを起こす可能性もあります。

トリマーが美容を行なう際は、シャンプードライだけでなく、必ず耳掃除や肛門腺絞りなど他のお手入れも同時に行なうため、そのような心配はあまりありませんが、自宅で洗う時はそういったお手入れはせず、ただ洗って乾かすだけになりがちで、耳の中など放置されていることが多いです。

その場合、垂れ耳の犬は特にですが濡れた状態で閉鎖されているため、蒸れてしまい菌がとても繁殖しやすくなるのです。立ち耳の犬でも垂れ耳よりマシなだけで同様に起こりうるので注意してください。

<POINT!!>
・お肌や内臓機能の悪影響に注意!
・お歳を取ってるワンちゃんは特に注意!

実際にあった事例

家でこまめに洗っていた犬

お家で数日に一度などかなりの頻度で洗っていて、たまにトリミングに来るワンちゃんで私が実際に見た子であったのが、お肌が真っ赤にただれている状態で耳の中も真っ黒に汚れてました。その飼い主様は臭いが気になりこまめに洗って、病院でも薬やシャンプーをもらって洗っていたようでしたが、一向に良くならないと悩んでました。

飼い主様自身には、全く悪気はなく綺麗にしてあげようという思いだったのかもしれませんが、それが逆効果になりお肌を悪くしていました。

正直いくら病院で薬をもらったり、シャンプーをもらっても、頻度や洗い方等がその子に適していなければ、治りません。その方は典型的な洗い過ぎでした。

潔癖な程にきれいに保とうとし、愛情を注いでたのが裏目に出てしまっていて、誰も悪くはないのですが、無知が不幸を生んでしまった結果でした。

もちろんその飼い主様には私からしっかりアドバイスさせていただき、その後改善していくことが出来ました。

まとめ

今回は犬を洗い過ぎるとどうなるのかについて話しましたが、何事もそうですが、適した加減というのがあって、頻繁に洗い過ぎも、洗わなさ過ぎも良くありません。

なので、トリマーさんと相談しながら、そのワンちゃんに合った頻度で洗ってあげるのが一番良いんです。犬の肌は赤ちゃんと一緒でとてもデリケートなものです。

下手なお手入れで傷つけないように飼い主様にはよく考えていただきたいなと思います。

ワンちゃんを飼っていると、それなりにお金がかかるので、節約しようとお家でお手入れしたくなる気持ちも、臭いが気になるから洗いたいという気持ちもとてもわかるのですが、それで病気になったり体調を崩しては本末転倒で病院代やお薬代等余計にお金がかかることになったり、余計に臭いが出てしまうことにもなりかねません。

もしどうしても自分でやりたいのであれば相応にしっかり勉強しなければいけないので、出来ない方はプロに任せて頂ければと思います。

ルチアーナでは、わんちゃんのことを第一に考えた正しいケアを行っておりますので、ぜひご利用ください。

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